2007/07/19

ITmediaのLinux性能改善Tips。何でいまさら?

いつも参考にさせてもらっているITmediaの記事だが、今回はちょっと疑問というかなんというか。

ざくっと内容をかいつまむと
  1. hdparamでHDDのチューニング
  2. noatimeでアクセス速度の向上
  3. prelinkで起動の高速化
なのだが、特に1がひどい。

hdparamは知識としてはあったほうがいいユーティリティだが、手作業でのチューニングなんてUbuntuやFedoraを使ってる人が必要なことはまずない。遅くなってないか確認するくらいならまだしも設定しないといけないことなど余りないはずである。それにlibataのおかげでhdparamが素直に動かなくなっている。

noatimeはまあいい。少し速くなるし、HDDをサスペンドさせやすくなる。ただ一部ハードディスク関係ユーティリティやデータベースで不具合や機能が動かない可能性もあるらしいので注意も必要かも。

prelinkもいい。そろそろ標準になっていいんじゃないかと思う。ただ直接叩くことなんてほとんどないだろう。
イマドキのディストリビューションならパッケージでインストールして、etcのどこかの設定ファイルでONにするだけである。cronで夜中に更新もしてくれる。

今回のTipsは確かに効果はあるが、数年前に有効であった話ばかり。3つともやってもイマドキのマシンではさほど変わらないと思うし、ディストリビューションに関連する話はやはり避けられないと思うのだが。