2008/09/18

Crayのローエンドスパコンってなんだよこれ

スーパーコンピュータのCrayがXeonとWindows HPCを搭載したスパコン?を発売だそうで。

クレイ、Intel CPUとWindows搭載のスパコンを発表

ううむ。なんていうか、これくらいのってちょっとしたサーバなら既に売ってるんでは。
Crayといえば、最初に登場したときはかなり感動したんですが。

円筒形の本体の周囲にベンチのようなものが取り巻いたいかにも未来的なデザイン。
購入するのにあらたに建物や給電設備が必要なスペック。10億位する価格。
当時のマイコン(笑)は8bitで1-2Mhzなんていう世界で64bit/80Mhzのベクトル演算プロセッサ。
最高で160MIPS/250MFLOPS。
まだ学生でしたが、だいぶどきどきさせられたもんです。

後継のCray-2はデザインもさることながら、CPU基板全体を不活性な液体につけて冷却を行うというなんともそそられるもの。

まあ、いずれも実物には残念ながらお目にかかったことはないんですが。
今ではちょっとしたPCなら数値演算でも当時のスパコン以上の性能を出せますし、
少なくともMIPSだけならPDAでも160MIPSなんて余裕ですしね。

それに最近のスパコンはいずれもAMDやIntelのプロセッサを大量に並べたもので
それはそれでスゴいんだけど、なんていうか、未来的なドキドキ具合が今ひとつな感じ。
いや、実際めちゃ高価なサーバのボードとかって超多層基板だったり全てのパーツがえらいんだけど、
今回のようにWindowsとかLinuxが走ってるとか言われたらなんだか萎えてしまう。

スパコンな方、当時のCrayみたいななんかよくわからん進んだ技術で
よくわからんソフトで超速いとか是非お願いします。